2021-05-31 第204回国会 参議院 決算委員会 第8号
また、加速器を用いたアクチニウム225の製造については、量子科学技術研究開発機構の大型サイクロトロンにおいて既に成功しているというところでございます。
また、加速器を用いたアクチニウム225の製造については、量子科学技術研究開発機構の大型サイクロトロンにおいて既に成功しているというところでございます。
このような状況を踏まえると、我が国の研究用原子炉や医療機関等の加速器を活用することにより、医療用RIの国内製造を行っていくことは非常に重要であります。
ラジオアイソトープの製造についてでございますけれども、原子炉や加速器を用いて国内で医療用ラジオアイソトープであります今御指摘のモリブデン99やアクチニウム225などを製造することは、技術的には可能であるというふうに考えております。
委員から御質問のありましたILC計画は、全長数十キロメートルの直線上の加速器を造りまして、宇宙創成の謎の解明を目指す壮大な計画であると認識をしているところでございます。
○萩生田国務大臣 ILC計画は、全長数十キロの直線上の加速器を造り、宇宙創成の謎の解明を目指す壮大な計画であり、素粒子物理学上の学術的意義を有するものであると認識しております。 KEKが国にILC準備研究所の予算を要求する前提として、準備研究所の組織機能や研究開発計画の妥当性、準備研究所に対する海外からの資金拠出を含んだ参加の見通しを得ることを条件としていることは承知しております。
ILCに関する国際推進チーム、IDTと称しておりますけれども、これは、高エネルギー加速器研究機構、KEKを事務局といたしまして、昨年の八月に、国際研究者コミュニティーであります国際将来加速器委員会、ICFAが設置したものでございまして、設置から一年ないし一年半の期間をかけましてILCの準備段階の計画を検討しているというふうに伺っております。
○杉野政府参考人 IDTによりますILC準備研究所で行うべき具体的な技術開発の分担案の議論に関して、これもKEKを通じまして確認をいたしましたところ、まず、超電導加速空洞やダンピングリング、あるいはビームダンプといった加速器施設に関する技術課題と、測定器技術開発、加速器施設とのインターフェースなど測定器に関する技術課題に分けまして、それぞれワーキンググループを設けまして、日米欧の研究者による議論が本年一月
現状では、数十万年地中に埋めるということが世界の主流になっているわけでありますけれども、私も何度か衆参委員会を通じて取り上げさせてもらったのが加速器を用いた核変換技術というものであります。長寿命核種を短寿命核種に、安定核種に変換できるというもので、半減期が数十万年掛かるものを数百年に縮めることが可能であるという技術であります。 これについて、今日は文科省来ていただいていると思います。
ADS、加速器駆動未臨界炉のようなスイッチを切ればすぐ止まるような炉もあれば、様々な炉があります。施設の特徴を捉えた規制に努めてまいりたいというふうに考えております。
文科省では、加速器を用いまして高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命の核種を短寿命の核種やそれから安定な核種に変換する技術であります加速器駆動核変換技術、私どもはADSと呼んでおりますけれども、に関する研究開発を推進しております。
ILC計画、これは全長数十キロメートルの直線状の加速器を造り、宇宙創成の謎の解明を目指す壮大なプロジェクトでありますけれども、これは巨額な経費を要する国際プロジェクトでございます。技術的成立性や国際的な分担を含め、様々な課題が解決されるとともに、国内外の幅広い協力が得られることが必要であると認識しております。
そういった、政府が具体的な方向性を決めるというのは、直接運営するような粒子加速器であるとか宇宙開発プロジェクトだとか一定程度のものに絞って、やはり基本に戻って、基礎科学や大学教育、大学や大学院における研究に広く分配する。なぜなら、どれが当たるかなんて誰にもわからないわけですね。
つい最近の話ですけれども、二十一日にアメリカのカリフォルニアで国際将来加速器委員会、ICFAの会議が行われました。これに関してきょうは質問を行いたいんですが、政府からは昨年三月に見解が出されておりまして、今回また二十一日の会議で新たな見解が示されたということを伺っております。
また、アメリカとは、具体的に、先端加速器のコストダウンのための共同研究というものを今行っておりまして、その進捗も含めてさまざまな意見交換を行っているということでございます。
特に、予算措置をいただきました中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業、いわゆる中小企業等グループ補助金でございますが、本県産業の復旧復興に向けて力強い加速器となっておりまして、先月、二回にわたりまして申請を出させていただき、また今も、グループ化、こんなことについて今進めているところでもございます。
先生御指摘の、太陽より大きな質量を持つ恒星で、炭素から鉄までの間の原子番号を持つ元素を発生する核融合が起こることは、恒星の観測、加速器を用いてごくわずかな原子核反応を発生させる実験及び理論により証明されていると承知しております。
BNCTを含めまして、我が国の知見や経験が国際的な指針作りに反映されるということは重要だと考えておりまして、御指摘の加速器装置あるいは医薬品の承認、その他開発に関わります国内での検討状況を外務省としても注視いたしますとともに、IAEAでのBNCT関連活動の動向を踏まえまして、関係省庁とあるいは日本核医学会の専門家とも協議の上、この加速装置及び医薬品の開発の議論に当たりましては、装置開発の専門家、必要
さらに、量子科学技術研究開発機構におきましては、円形加速器の直径を現在の二十メートルから七メートル程度に、線形加速器を十五メートルから数メートルまで小型化し、当初の四分の一、おおむねバレーボールコートの大きさまで小型化し、既存の病院の建物にも設置できるようにすることを目指しているところでございます。
核融合炉材料研究のために必要な核融合中性子源の実現に向けまして、IFMIF、これは原型加速器ですね、につきましても、国際約束となっておりますので、これはしっかりと予算もついているということでございます。 以上です。
○国務大臣(平井卓也君) ILC計画は、全長数十キロメートルにわたる線形加速器により、光速に限りなく近い速度まで加速した電子と陽電子を衝突させ、宇宙の起源と言われるビッグバン直後の超高エネルギー状態を模式的に再現する学術研究プロジェクトと承知しています。このため、これまでILC計画は文部科学省や日本学術会議において検討が進められてきております。
東京都内で開催された第八十三回国際将来加速器委員会会議に向けて表明されたものです。現時点で日本誘致の表明には至らないとしながら、関心を持って国際的な意見交換を継続するとしています。 誘致の判断は先送りしたものの、真剣に検討する姿勢を各国に示したものとも受け止められるが、当見解について説明を願います。資料一、資料二、見解要旨を皆様にお配りをしております。御参照願います。
日本の名を冠した百十三番目の元素、ニホニウムをつくり出した加速器施設など、世界を先導する最先端の研究現場を見学し、日本人として大変誇りに思いました。 その一方で、日本の科学技術を支える基礎研究分野の雇用環境は、とても厳しい現実を抱えています。今回の視察先でも、若手研究者から、有期雇用で将来が不安、安心して研究できる環境をつくってほしいといった、将来を心配する声を聞きました。
具体的に申し上げますと、まず、マイナーアクチノイドを高レベル放射性廃棄物から分離する研究開発、それから、分離したマイナーアクチノイド、これを高速炉あるいは加速器を使ってより短半減期の物質に核変換する、こういった研究開発を進めているわけでございます。
一方、中国では巨大円形加速器計画の実現に向けて積極的に広報活動を開始し、国際的な存在感が急速に高まっております。中国の計画がILCのライバルになりつつあるということも重要な点であります。
その中で、ILC、国際リニアコライダー、世界最高、最先端の電子・陽電子衝突型加速器、ビッグバンを再現し、未知の素粒子を探ることで宇宙誕生の謎に迫る国際研究施設であります。ILC建設候補地として、今、日本、東北、北上サイトが最適とされ、誘致に期待が高まっております。実現すれば世界中から数千人の研究者等が集まり、アジア初の国際的な研究拠点、イノベーション拠点形成の実現が期待されております。
そこで、国際リニアコライダー計画に移らせていただきますが、加速器の重要性ということを今御説明をいただいたところでありますけれども、その加速器の次世代型、最先端型ということが言えると思います国際リニアコライダー、略してILCでありますけれども、その概要、建設する意義、現在の検討状況等についてお伺いをいたします。
先生御指摘のように、加速器は、先端的な学術研究あるいは基礎研究から産業応用に至るまで、様々な分野の研究開発を支える基盤となる役割を担ったところであります。
続きまして、基礎研究の一分野である素粒子物理学の研究に重要な役割を果たしている加速器についてお伺いをしたいと思います。 これは日本が得意とする基礎研究の分野、これ素粒子物理学ということは皆さん御承知だと思います。
○国務大臣(林芳正君) 加速器の駆動核変換技術でございますが、この高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種を短寿命核種に変換することができると、今委員がおっしゃったとおりでございます。 文科省としては、この技術の確立によりまして、高レベル放射性廃棄物の長期的なリスクを低減して、原子力利用に伴う重要課題である廃棄物の問題に大きな貢献ができると期待をしておるところでございます。
これには、高速増殖炉サイクル技術を利用したものと加速器を用いたものの二種類ございます。前者はいわゆる「もんじゅ」で、事故が多く廃止となりました。後者の加速器によるものは、茨城県東海村のJ—PARCで研究が続けられており、未臨界での操作になりますので、安全性も高いと思われる方法であります。
必ずしも原子炉だけじゃなくて、加速器を使ったようなものもございます。 あくまでも私が申し上げましたのは、中性子を活用した産業利用という観点で御説明した次第でございます。
共用可能な大容量情報ネットワークや大型研究施設、共用プラットホーム等、こうなっておりまして、その中身ですけれども、学術情報ネットワーク、SINET、大型放射光施設、SPring8、エックス線自由電子レーザー施設、SACLA、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ、HPCI、大強度陽子加速器施設、J—PARC、ナノテクノロジープラットフォーム等というものが例示されております。